2009 Mt.FUJI ECO Cycling後編 [2009 Mt.FUJI ECO Cycling]
いよいよ、御殿場市内に突入。
ここからは最後の難関篭坂峠が待っています。
ゴールまでの奮闘記事です
さて、御殿場市内に入り残りは30kmあまり。
時間は10時頃だったかな?
469号線から原里小学校前交差点を左折して県道23号へそれます。
23号線は138号線とほぼ平行に走る県道。
ということはここからはゆるゆると上り基調に・・・
いつのまにかピナレロの人もどこかに行ってしまい一人黙々とゆるい坂を上ります。
いったいいつまで続くんだと思うほどダラダラと
ここで、体に異変が起きているのに気付きました
疲れは無いのですが足がだるくて痛みが出てきました。
今まであまり経験のしたことのない痛み。
ハムストリング筋とふくらはぎがだるくて痛い。
足が回らない。
ケイデンスが落ちる。
心拍も上がらない。
どうやらこれが乳酸が溜まるというやつのようです。
これから最大の難関、篭坂峠が待ち構えているというのにこんなゆるい坂でへばっていては、と焦りと不安が
しかし確実に痛みは増していきます。
次のエイドステーションは「桜公園」。
この23号線を左折するところにあったはず。
とりあえずそこまではとなんとか辿り着きました。
桜公園でストレッチとマッサージ、そして本日2回目のドーピングで力を取り戻します。
(本日2度目のドーピング カーボショッツジェル)
このジェルは・・・
濃いぃ~缶コーヒーみたいなジェル。
味はいまいち。
でも、憔悴しきった体に活を入れることができた・・・かな?
ここで、一緒に参加していた妻と同じBianchiに乗るSさんと出会いますが、先に行ってもらいました。
まだ、何となく足に違和感が残りますが目標時間もあることだし出発しました。
桜公園から138号線までは平坦な道と適度なアップダウンがあるので快調に走ることができました。
しばらく走ると先行していたSさんに遭遇しましたがお先に失礼と快調に飛ばして行きました
足の痛みも無くカーボショックのカフェイン効果か138号線まではぐんぐん走りこれまでの遅れを取り戻したかに思えました。
が
世の中そんなに甘くない。
138号線に入ると篭坂峠まではほぼ上り坂。
それでも富士五湖有料道路まではそんなにきつくない勾配。
なのに・・・
足が回りません。
ハムストリング筋がふくらはぎが悲鳴をあげてます
痛い。痛い。足が回らない。
前に進まない。
10km/hをやっと超える速度で喘ぐように上ります。
急遽、設けられた須走エイドステーションまでたどり着けるか・・・
何度も、足を着こう。
休もう。
これはタイムトライアルではないんだから。
と、心が折れそうになりました
この先の篭坂峠を思うとなおさらです。
須走のT字路まであと少しのところでスタッフのおじさんから「二つ目の信号左!」と言われ我に返りペダルを回しました。
(おじさん、ありがとう!)
須走のT字路を左折してすぐにエイドステーションかと思ったのですが意外と距離があり勾配もきつくなりおじさんの掛け声パワーも尽きてしまい、もはやこれまで。
と、思ったときに右手にセブンイレブンが見えました。
その向かい側が急造の須走エイドステーション。
マジでオアシスに見えました。
138号線から砂利の広場に作られたエイドステーションになだれ込み、スタンドにBIKEを掛けてその場にへたり込みました
(急造の須走エイドステーション。助かりました)
体は疲れていないのだけど下半身というか足に力が入りません。
前屈したり筋肉を伸ばしたりとかストレッチとマッサージをしてみましたが一向に痛みは治まりません。
足も重いしこれで篭坂峠上れるのか???
このエイドステーションでは「アミノバイタルゼリー」が無料でもらえました。
アミノ酸が効いてくれるのかはわかりませんがとりあえず飲み干します。
パワーバーも食べてBCAAで流し込みます。
何か足が軽くなる薬があれば本当にほしかったです。(そんなものないですが)
後は入念にストレッチをしていると、先ほど抜いたSさんがやってきました。
Sさんは休憩もそこそこに篭坂峠に消えて行きました。
一緒にバテバテになって休んでいた結構年配のおじさんとしばらく話しこんでいましたが、おじさんも「亀のように上ってます」と言い残して篭坂峠に消えて行きました。
周りを見るとほとんどの参加者が到着した時と入れ替わっていました。
15分は休憩したでしょうか。
そろそろ目標時間も気になるころ。
ペダルを回さなければ痛みが治まった足を引きずりながらBIKEを138号線まで押していきます。
138号線で右足クリートを「カチッ」とはめて、気合を入れて走りだしました
とにかく、乳酸を溜めないように走ろうと、もうギアの出し惜しみはせずにいきなりインナーロー。
この日の為に装備したコンパクトクランク34Tと27Tスプロケット。
これは、軽い
瀕死の足でもケイデンスは70rpm以上を楽に保てます。
ただし、速度は13~14km/h。
それでも、足の痛みは出てこないのでクルクルとペダルを回しひたすら進みます。
先行する女子をペースを保って追い抜くと彼女はずーっと僕の後についてきます。
ミラーを見ると僕の後ろに4~5台が連なって走ってます。
周りから見れば僕が小集団を引いているように見えるでしょうがこっちは必至でペダルを回しているだけで良いペースメーカーになっているようです。
序盤の九十九折れを過ぎ中盤も同じペースで走ってきましたが、最後の左ヘアピンの手前の直線の上りで急激に失速
足が痛く、ケイデンスを70rpmが保てない
もう、ギアも無い
ケイデンスが60台、50台と落ちていく
速度もひと桁に
たまらず後ろの女子も抜いていく。
後続の人たちも僕を抜いていく。
もう、追うこともできない。
ひたすら、止まらないようにペダルを回す。
ついに左ヘアピンカーブ。
ここは、イン側につくと勾配が非常にきつい。
ミラーで後方の安全を確認してセンターライン寄りに切り抜けます。
あとはゆるい右カーブを抜ければ頂上まで一直線。
ゴールではないけど頂上が見えると一気に元気をとりもどし、ギアもアップして上りきりました
とりあえず、頑張って上った篭坂峠で記念撮影。
(定番のカットですな。TCRお疲れさん)
今までで一番きつかったかも・・・
(真夏のヤビツより走りきった分辛かったです)
登坂記念の撮影を終えて後はゴールの「山中湖交流プラザきらら」を目指すだけ。
標高1129m(CS400のデータより)の篭坂峠頂上から一気にダウンヒル。
これまでの疲れもすっ飛ぶ爽快な走りで一気に駆け下りました
国道138号線へ出る山中湖湖畔の「旭日丘」交差点で信号が切り替わってしまい、残念ながらストップ。
その傍らにはこの大会のスタッフのボランティアさんがいて、「お疲れ様」と声をかけてくれました。
後ろに続々と篭坂峠を越えた参加者が集まりだします。
なんだか、信号が変わるのが再スタートのようになってきました。
信号が青に変わり、再スタート右折して一気に加速します。
交差点ではスタッフが「あと3km!」と叫んでくれました。
それで更に力が入り、一気に30km/hまで加速してゴールを目指します。
後ろの集団は誰もついてきません。
皆さん、ゴールまでのんびり走るようです。
僕は、最後の頑張りどころと高速巡航
幸い周りに車もいなく一気に走れそうでしたが、この区間は実は緩やかな上り基調が続くため意外と残り少ない体力を奪っていきます
しかも、路面張り替え工事中の為、路面が荒れていてマンホールも盛り上がっているのでそれを避けながらの走行を強いられました。
湖畔沿いの138号線を緩やかに左にカーブするとそこにはゴールエリアへ導くスタッフさんたちが待ち構えて大きく手を振り誘導路へ導いてくれました。
ようやく戻ってきたという感じです。
(誘導路から富士山を一枚)
感動のゴールゲートです。
意外と出迎えが少なくちょっぴり残念。
でも、何とか完走することができました。
時計を見ると12:30。
目標の7時間を30分切る6時間半で走りきることができました。
でも、一緒に参加した友人のU君は10時半にはゴールしていたそうです。
さすがです。
ゴールゲートから完走証をもらうために受付ブースに向かう途中U君に会いお互いの完走をたたえ合いました。
完走証の受付で並んでいたとき前を見ると篭坂峠で僕を抜いていった女子がいました。
良く見ると同じPandaniのジャージを着ていたので声をかけようかと思いましたがやめておきました。
だって、格好悪いっしょ。
完走証を手にすると走りきったんだという実感が出てきました。
友人たちと合流し、しばし芝生の上で談笑しながらまだゴールしていない妻を待ちました。
今どの辺を走っているのかとハンズフリーで電話をかけると・・・
妻:「はぁ、はぁ・・・」
僕:「今どこらへん?」
妻:「篭坂!切るよ」
どうやら、篭坂峠を上っている真っ最中のようでした。
変なタイミングで電話してしまいました。
時計を見ると1時を回っています。
妻の目標は7時間半。
間に合うか?
ゴールゲート前で妻を待ちます。
しばらくすると妻から着信。
湖畔沿いの138号線をはしてこちらに向かっているとのこと。
パンクに注意して向かうように伝えゴールゲートでカメラを構えてさらに待ちました。
待つこと数分。
赤いヘルメットにチェレステのBianchi C2C Vianirone7そしてPandaniのグリーンジャージの妻が最後の右カーブを曲がってゴールしました。
(おつかれさん。良く頑張りました)
かなり、へばったようですが、無事ゴールすることができました。
時間をみると1時45分。
目標タイムの7時間半を15分過ぎてしまいましたが、僕みたいに落車も無く無事ゴールできたことで良しとしましょう。
完走証を受け取り、仲間の待つ広場へ戻りました。
(実感した完走証)
皆さん、家族が応援に来ていて奥さんの皆さんからも妻は祝福されていました。
(ゴール後メインステージ前で記念撮影)
(【夜会】バイク部にももっと女性が増えるといいですね。)
試走と合わせて3回このコースを走りましたが本番はやはり、緊張もあり他の参加者もいたりと別の感じを受けました。
本番当日は天気も危ぶまれましたが雨にも降られず、富士山も所々見ることができて良いロングライドになりました。
Mt.FUJI ECO Cyclingの走行データ。
走行距離:116.5km(大会公表では120kmのはずなんですが・・・)
平均速度:24.5km/h
最高速度:63.9km/h
平均心拍数:155bpm
最大心拍数:180bpm
平均ケイデンス:68rpm
最大ケイデンス:109rpm
消費カロリー:3428kcal
最大標高:1129m(篭坂峠)
反省と総括、その後のハプニングは番外編で。
長い記事にお付き合いいただいた方、ありがとうございました。
自転車初めて10カ月程度でも何とかなるものですね。
ここからは最後の難関篭坂峠が待っています。
ゴールまでの奮闘記事です
さて、御殿場市内に入り残りは30kmあまり。
時間は10時頃だったかな?
469号線から原里小学校前交差点を左折して県道23号へそれます。
23号線は138号線とほぼ平行に走る県道。
ということはここからはゆるゆると上り基調に・・・
いつのまにかピナレロの人もどこかに行ってしまい一人黙々とゆるい坂を上ります。
いったいいつまで続くんだと思うほどダラダラと
ここで、体に異変が起きているのに気付きました
疲れは無いのですが足がだるくて痛みが出てきました。
今まであまり経験のしたことのない痛み。
ハムストリング筋とふくらはぎがだるくて痛い。
足が回らない。
ケイデンスが落ちる。
心拍も上がらない。
どうやらこれが乳酸が溜まるというやつのようです。
これから最大の難関、篭坂峠が待ち構えているというのにこんなゆるい坂でへばっていては、と焦りと不安が
しかし確実に痛みは増していきます。
次のエイドステーションは「桜公園」。
この23号線を左折するところにあったはず。
とりあえずそこまではとなんとか辿り着きました。
桜公園でストレッチとマッサージ、そして本日2回目のドーピングで力を取り戻します。
(本日2度目のドーピング カーボショッツジェル)
このジェルは・・・
濃いぃ~缶コーヒーみたいなジェル。
味はいまいち。
でも、憔悴しきった体に活を入れることができた・・・かな?
ここで、一緒に参加していた妻と同じBianchiに乗るSさんと出会いますが、先に行ってもらいました。
まだ、何となく足に違和感が残りますが目標時間もあることだし出発しました。
桜公園から138号線までは平坦な道と適度なアップダウンがあるので快調に走ることができました。
しばらく走ると先行していたSさんに遭遇しましたがお先に失礼と快調に飛ばして行きました
足の痛みも無くカーボショックのカフェイン効果か138号線まではぐんぐん走りこれまでの遅れを取り戻したかに思えました。
が
世の中そんなに甘くない。
138号線に入ると篭坂峠まではほぼ上り坂。
それでも富士五湖有料道路まではそんなにきつくない勾配。
なのに・・・
足が回りません。
ハムストリング筋がふくらはぎが悲鳴をあげてます
痛い。痛い。足が回らない。
前に進まない。
10km/hをやっと超える速度で喘ぐように上ります。
急遽、設けられた須走エイドステーションまでたどり着けるか・・・
何度も、足を着こう。
休もう。
これはタイムトライアルではないんだから。
と、心が折れそうになりました
この先の篭坂峠を思うとなおさらです。
須走のT字路まであと少しのところでスタッフのおじさんから「二つ目の信号左!」と言われ我に返りペダルを回しました。
(おじさん、ありがとう!)
須走のT字路を左折してすぐにエイドステーションかと思ったのですが意外と距離があり勾配もきつくなりおじさんの掛け声パワーも尽きてしまい、もはやこれまで。
と、思ったときに右手にセブンイレブンが見えました。
その向かい側が急造の須走エイドステーション。
マジでオアシスに見えました。
138号線から砂利の広場に作られたエイドステーションになだれ込み、スタンドにBIKEを掛けてその場にへたり込みました
(急造の須走エイドステーション。助かりました)
体は疲れていないのだけど下半身というか足に力が入りません。
前屈したり筋肉を伸ばしたりとかストレッチとマッサージをしてみましたが一向に痛みは治まりません。
足も重いしこれで篭坂峠上れるのか???
このエイドステーションでは「アミノバイタルゼリー」が無料でもらえました。
アミノ酸が効いてくれるのかはわかりませんがとりあえず飲み干します。
パワーバーも食べてBCAAで流し込みます。
何か足が軽くなる薬があれば本当にほしかったです。(そんなものないですが)
後は入念にストレッチをしていると、先ほど抜いたSさんがやってきました。
Sさんは休憩もそこそこに篭坂峠に消えて行きました。
一緒にバテバテになって休んでいた結構年配のおじさんとしばらく話しこんでいましたが、おじさんも「亀のように上ってます」と言い残して篭坂峠に消えて行きました。
周りを見るとほとんどの参加者が到着した時と入れ替わっていました。
15分は休憩したでしょうか。
そろそろ目標時間も気になるころ。
ペダルを回さなければ痛みが治まった足を引きずりながらBIKEを138号線まで押していきます。
138号線で右足クリートを「カチッ」とはめて、気合を入れて走りだしました
とにかく、乳酸を溜めないように走ろうと、もうギアの出し惜しみはせずにいきなりインナーロー。
この日の為に装備したコンパクトクランク34Tと27Tスプロケット。
これは、軽い
瀕死の足でもケイデンスは70rpm以上を楽に保てます。
ただし、速度は13~14km/h。
それでも、足の痛みは出てこないのでクルクルとペダルを回しひたすら進みます。
先行する女子をペースを保って追い抜くと彼女はずーっと僕の後についてきます。
ミラーを見ると僕の後ろに4~5台が連なって走ってます。
周りから見れば僕が小集団を引いているように見えるでしょうがこっちは必至でペダルを回しているだけで良いペースメーカーになっているようです。
序盤の九十九折れを過ぎ中盤も同じペースで走ってきましたが、最後の左ヘアピンの手前の直線の上りで急激に失速
足が痛く、ケイデンスを70rpmが保てない
もう、ギアも無い
ケイデンスが60台、50台と落ちていく
速度もひと桁に
たまらず後ろの女子も抜いていく。
後続の人たちも僕を抜いていく。
もう、追うこともできない。
ひたすら、止まらないようにペダルを回す。
ついに左ヘアピンカーブ。
ここは、イン側につくと勾配が非常にきつい。
ミラーで後方の安全を確認してセンターライン寄りに切り抜けます。
あとはゆるい右カーブを抜ければ頂上まで一直線。
ゴールではないけど頂上が見えると一気に元気をとりもどし、ギアもアップして上りきりました
とりあえず、頑張って上った篭坂峠で記念撮影。
(定番のカットですな。TCRお疲れさん)
今までで一番きつかったかも・・・
(真夏のヤビツより走りきった分辛かったです)
登坂記念の撮影を終えて後はゴールの「山中湖交流プラザきらら」を目指すだけ。
標高1129m(CS400のデータより)の篭坂峠頂上から一気にダウンヒル。
これまでの疲れもすっ飛ぶ爽快な走りで一気に駆け下りました
国道138号線へ出る山中湖湖畔の「旭日丘」交差点で信号が切り替わってしまい、残念ながらストップ。
その傍らにはこの大会のスタッフのボランティアさんがいて、「お疲れ様」と声をかけてくれました。
後ろに続々と篭坂峠を越えた参加者が集まりだします。
なんだか、信号が変わるのが再スタートのようになってきました。
信号が青に変わり、再スタート右折して一気に加速します。
交差点ではスタッフが「あと3km!」と叫んでくれました。
それで更に力が入り、一気に30km/hまで加速してゴールを目指します。
後ろの集団は誰もついてきません。
皆さん、ゴールまでのんびり走るようです。
僕は、最後の頑張りどころと高速巡航
幸い周りに車もいなく一気に走れそうでしたが、この区間は実は緩やかな上り基調が続くため意外と残り少ない体力を奪っていきます
しかも、路面張り替え工事中の為、路面が荒れていてマンホールも盛り上がっているのでそれを避けながらの走行を強いられました。
湖畔沿いの138号線を緩やかに左にカーブするとそこにはゴールエリアへ導くスタッフさんたちが待ち構えて大きく手を振り誘導路へ導いてくれました。
ようやく戻ってきたという感じです。
(誘導路から富士山を一枚)
感動のゴールゲートです。
意外と出迎えが少なくちょっぴり残念。
でも、何とか完走することができました。
時計を見ると12:30。
目標の7時間を30分切る6時間半で走りきることができました。
でも、一緒に参加した友人のU君は10時半にはゴールしていたそうです。
さすがです。
ゴールゲートから完走証をもらうために受付ブースに向かう途中U君に会いお互いの完走をたたえ合いました。
完走証の受付で並んでいたとき前を見ると篭坂峠で僕を抜いていった女子がいました。
良く見ると同じPandaniのジャージを着ていたので声をかけようかと思いましたがやめておきました。
だって、格好悪いっしょ。
完走証を手にすると走りきったんだという実感が出てきました。
友人たちと合流し、しばし芝生の上で談笑しながらまだゴールしていない妻を待ちました。
今どの辺を走っているのかとハンズフリーで電話をかけると・・・
妻:「はぁ、はぁ・・・」
僕:「今どこらへん?」
妻:「篭坂!切るよ」
どうやら、篭坂峠を上っている真っ最中のようでした。
変なタイミングで電話してしまいました。
時計を見ると1時を回っています。
妻の目標は7時間半。
間に合うか?
ゴールゲート前で妻を待ちます。
しばらくすると妻から着信。
湖畔沿いの138号線をはしてこちらに向かっているとのこと。
パンクに注意して向かうように伝えゴールゲートでカメラを構えてさらに待ちました。
待つこと数分。
赤いヘルメットにチェレステのBianchi C2C Vianirone7そしてPandaniのグリーンジャージの妻が最後の右カーブを曲がってゴールしました。
(おつかれさん。良く頑張りました)
かなり、へばったようですが、無事ゴールすることができました。
時間をみると1時45分。
目標タイムの7時間半を15分過ぎてしまいましたが、僕みたいに落車も無く無事ゴールできたことで良しとしましょう。
完走証を受け取り、仲間の待つ広場へ戻りました。
(実感した完走証)
皆さん、家族が応援に来ていて奥さんの皆さんからも妻は祝福されていました。
(ゴール後メインステージ前で記念撮影)
(【夜会】バイク部にももっと女性が増えるといいですね。)
試走と合わせて3回このコースを走りましたが本番はやはり、緊張もあり他の参加者もいたりと別の感じを受けました。
本番当日は天気も危ぶまれましたが雨にも降られず、富士山も所々見ることができて良いロングライドになりました。
Mt.FUJI ECO Cyclingの走行データ。
走行距離:116.5km(大会公表では120kmのはずなんですが・・・)
平均速度:24.5km/h
最高速度:63.9km/h
平均心拍数:155bpm
最大心拍数:180bpm
平均ケイデンス:68rpm
最大ケイデンス:109rpm
消費カロリー:3428kcal
最大標高:1129m(篭坂峠)
反省と総括、その後のハプニングは番外編で。
長い記事にお付き合いいただいた方、ありがとうございました。
自転車初めて10カ月程度でも何とかなるものですね。